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by 3butabara
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2007年 12月 15日 ( 1 )

演劇とフェミニズム?!

最近、ある事務所で擬似会社員生活を送っている私・・・。

パソコンの前にずっと座っているから、
目は疲れるし、脚はエコノミー症候群みたいにだるくなるし、
なんせ仕事内容がつまらん・・・。

でもこの事務所のいいところは
古い韓屋がたくさん残る「北村(プッチョン)」にあること。
だから、事務所の窓から外を見たら、ほら。

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韓屋の屋根を修復中。

手前の屋根では黒白の猫が毛づくろいしてます。
(写真撮っているときは気づかなかった。)

これが雪の日にはこうなる。

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雰囲気あるぅ~。


さて、最近行われた「日韓演劇交流センター」主催のドラマリーディングに行ってきました。

・・・といって、4日間の会期のうち、
ドラマリーディングは最初の3日間のみで
最終日はシンポジウム。
でも私は最終日にしか行けなくて・・・><
ドラマリーディングは日本の戯曲を韓国人の俳優が朗読するもので
かなりおもしろかったそうなので、ものすごく残念。

で、シンポジウムの主題は
「韓日両国の現代演劇とフェミニズム」。

なんでいまさらフェミニズムなんだろうと思ったら、
なんと日本から初めて女性の戯曲家が
今回のドラマリーディングに参加したから・・・だそうです。

それ、もし本気だったら、
もし同じことを西洋でやったら、
その時点で性差別だって言われるよ・・・。

と、司会者が主題決定の理由を話したとたんに
かなりシンポジウムの行く末が心配になったのですが、
案の定。

韓国からは英文学の学者と戯曲家二人、
日本からは演劇評論家二人と戯曲家一人が参加していたんだけど
その6人のあいだでの「フェミニズム」の概念がバラッバラで、
そもそも女性解放運動としてしか認識していない人もいたし
もっと包括的な社会的ムーブメントだと理解している人もいたし。
「フェミニズム」に対する理解度の深浅があったから
はじめから討論が成り立っていなかった。

そして気になったのは
日本側も韓国側も、本当にいまどき西洋の(=世界基準の)
アカデミックな世界で発言したら大ごとだよ!みたいな
性差別につながりかねない発言が多かったこと。
いまだ家父長制の根が深い韓国で
この主題を扱うのは、まだ無理があるんじゃないかと思って
ちょっと暗くなってしまった。
だって大学教授までそういう発言をするんだもん・・・。
もう21世紀もかなり経つというのに。

さらに問題は、通訳が韓国人一人しかいなかったこと。
もちろんものすごく日本語が堪能な人でがんばっていたけれど、
日本語→韓国語は完璧だったけれど
韓国語→日本語は私が聞いていてもおかしな部分がかなりあった。
これはもう、個人の能力の問題じゃなくって
人間の限界なんだと思う。
ああいう場で、出席者すべての発言の責任を負うんだから。
だから絶対に日本人の通訳を用意すべきだ!
いや~ほんとお疲れ様なうえに
気の毒だったよ、韓国人の通訳さん。

そんなわけで偉そうに言ってるけど
私は聞きながら
「あ~人類学専攻のときにやったなあ、フェミニズム・・・
ってなんだっけ?」
とずっと記憶の引き出しを開けようとしていました。
開きませんでした。
私ももう一度勉強しなおしです。

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by 3butabara | 2007-12-15 10:47 | ソウル遊び